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 - voice − 最新 − 076〜090

090

もがいていないと、何かに足をすくわれそうで
水中から漂う自分の意識を見ている。

哀れに思うのは貴女に食い殺された蛹。
飛び立つ喜びも知らぬまま命を終えた
夢の中で羽ばたいて。

時計の中で過去を見つめる妄想と
現実的な悩みの板挟み。

水の中へ消えていく。

089

あなたが変わらず笑っていてくれるのならば、
私もここで笑っていられるから。

088

全てをさらけ出すあなたを、遠く感じた事があった。
私は何時、そこまで追いつけるだろうか。

087

貴方の事がもっと知りたいから
私は、貴方に質問をします。

聞いて後悔したとしても、
多分、私の気持ちは変わらないでしょう。

086

力を失った暖かい身体が上にのし掛かる
心地良い重み

自分を赦さないでと告げた この傲慢な喉よ

何時か貴方が掻き切ってくれる日を
慄きながらも待つ この悦びよ

085

あなたが心から幸せになれると言うのならば、
この首だって喜んで差し出すわ。

あなたが心から幸せになれると言うのならば、
何時までだってその傍に居るわ。

084

この鎖の温かさは、私が生きている証拠。
この胸のうずきは、私が生きている証拠。

痛みを海に浮かべて流しましょう。
視線を曝して暴力を抑えましょう。

生きている証にすべてを注いで、
死なないで。
泣き叫ぶ声がかれたとしても。

例え嘘でも愛情を繋げていって。
鎖に水を染み渡たせましょう。

083

どれだけ先延ばしにしようとしても、
それぞれの瞬間と言うものは、本当に瞬間でしかないのですね。

082

傷だらけ の あなた、 傷跡 だらけ の 私。

081

荒んだ嘘を 悪夢に閉じ込めて
浄化するように 浸る

肉体を失う事が恐くて凍結させた思い出は
未だ あなたの傍に

さようなら もう二度と思い出す事はないでしょう
さようなら また会う時まで
さようなら 私が死んだあとも

080

入り組み合い 混ざり合った 人の心
変形し 変色し ねじ曲がった 心

それを正しいと信じている 曲がった世界
歪んだ現実

079

誰が 君を 生かしている?

078

助けてって周りを見渡しても、
誰にも見えないものは、自分にしか癒せないんだよ。

(たすけて たすけて ねえ)
そう叫ぶ、あなたへ。

077

大好き って何度言っても、不安が消えないんだ。

076

バイバイ 元気でね さよなら

大嫌いな 永遠の別れのような 台詞。

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