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強姦未遂 プチストーカー

一人の男性と出会い系サイトで知り合った。写メを見る限り好みの顔では全くなかったが、暫くメールを続けた後、会うと言う事になった。     
     
彼は自称26歳、カラオケ店でアルバイトをしていると言う。気が進まなかったが、押し切られる形で会う。     
     
まずは食事と言う事で、某回転寿司屋へ行った。その時彼はビールを飲み、聞いても居ないのに自分の不幸話をしだした。この辺りで、”あ、ヤバイかも”と少し思った。食事だけで終わらせるつもりだったが、その時私が住んでいたアパートへ上がってきた。そして、また不幸話。     
     
空間三個分くらい空けて座っていたのだが、彼が段々近づいてくる。そして、いきなり迫られた。勿論私は抵抗したが、大人の男性に力で勝てる筈もなく、押し倒された。     
     
その時私は刃物を手に取り、彼の腹部へ当てたが、彼は何故か嬉しそうだった。     
     
人を傷つけるわけにもいかず、私は咄嗟に自分の手首を切った。そこで彼も少し慌てたのか、引き下がってくれた。が、”僕の為に付けてくれた傷だね”等と良い、うっとりとしていた。気持ち悪い、と思った。     
     
その場は何とか帰ってもらったものの、それから彼は異常な行動を取り始めた。     
     
拒否してもお構いなく、一日に何十回と電話をかけてくる。朝の4:00過ぎや深夜、昼間と時間を問わず、”今から行くね”とメールを入れてくる。(メールは、彼の行動を少しでも把握する為に拒否していなかった。)ドアに付いているポストを開け、中を覗いてくる。     
     
私は精神的に追い詰められていった。恐怖で安心して眠れず、身体の震えは止まらない。彼に怯えきっていた。     
     
こちらから連絡をする事は当然全くなかったが、彼のプチストーカーは三ヶ月程続いた。その内諦めたのか、向こうからの連絡もなくなった。けれど、その三ヶ月続いた恐怖は、その後一年後を引いた。     
     
今でも玄関のチャイムや、電話が鳴ると恐怖で身体が固まる。それから人とお酒を飲む事も無くなった。
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